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外壁塗装のプロが解説!シーラーとプライマーの違いを徹底解明
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この記事の目次
外壁塗装のプロが解説!シーラーとプライマーの違いを徹底解明.webp)
外壁塗装を検討されている皆様、見積書を見て「シーラー」や「プライマー」という言葉を目にして、一体何のことだろう?と思われたことはありませんか?
これらの下塗り材は、外壁塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する、非常に重要な役割を担っています。しかし、その違いを正確に理解している方は少ないのが現状です。
本記事では、外壁塗装の専門家として、シーラーとプライマーの役割、そしてその違いを分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読めば、下塗り材の重要性を理解し、業者選びの際に適切な質問ができるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
シーラーの役割と特徴
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シーラー(Sealer)は「封をする」という意味の通り、外壁材の表面を固め、塗料の吸い込みを均一にする役割を担います。
シーラーの主な役割
密着性の向上
古くなった外壁材は、表面が劣化して粉状(チョーキング現象)になっていることがあります。シーラーを塗ることで、この劣化した部分を固め、その上に塗る塗料がしっかりと密着するようにします。
吸い込みの抑制
モルタルやコンクリート、ALCパネルなどの外壁材は、水を吸い込みやすい性質があります。シーラーを塗ることで、外壁材の吸水性を抑え、本塗装の塗料が吸い込まれすぎるのを防ぎます。これにより、塗料の消費量を抑え、色ムラのない美しい仕上がりを実現します。
上塗り材の性能を引き出す
下地が安定することで、上塗り塗料の持つ本来の性能(防水性、耐久性、美観など)が最大限に発揮されます。
シーラーが使われる主な外壁材
● モルタル壁
● コンクリート
● ALCパネル
● 窯業系サイディング(劣化が進行している場合)
シーラーは、特に下地の状態が悪い場合や、吸水性の高い素材に有効です。
プライマーの役割と特徴
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一方、プライマー(Primer)は「最初の」「準備」という意味の通り、主に異なる素材を接着させる役割を担います。
プライマーの主な役割
接着性の向上
プライマーは、外壁材と上塗り塗料の接着性を高めることを主目的としています。特に、ツルツルした素材や、塗料が密着しにくい素材に対して強力な接着力を発揮します。
特定の機能を付加する
防錆プライマー(錆止め効果)、遮熱プライマー、弾性プライマー(ひび割れ追従性)など、目的や用途に応じて様々な機能を持つプライマーがあります。
プライマーが使われる主な場所・素材
● 金属部分(雨樋、水切り、ベランダの手すりなど)
● 塩ビ素材(雨樋)
● FRP(ベランダの床)
● 外壁材と異なる素材を塗り分ける際の境目
● ALCパネルの目地部分
プライマーは、下地と塗料の相性が悪い場合や、特殊な機能を付加したい場合に選択されます。
シーラーとプライマーの決定的な違いとは?
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ここまで読んで、なんとなく違いは分かったけど、結局何が違うの?と思われたかもしれません。
最も分かりやすい決定的な違いは、「目的」です。
シーラー
外壁材の「表面を固め、吸い込みを抑制」することに特化している。
プライマー
「異なる素材同士の接着性を高める」ことに特化している。
例えるなら、シーラーは「外壁材そのもののコンディションを整える化粧水」、プライマーは「ファンデーションと肌をしっかり密着させる化粧下地」と言えるでしょう。
また、シーラーは透明や白が多いのに対し、プライマーは錆止め効果のある赤錆色や、特定の機能を持たせるために様々な色がついていることが多いという外見上の違いもあります。
どちらを使えばいいの?注意すべきポイントは?
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では、ご自宅の外壁塗装には、シーラーとプライマーのどちらを使えば良いのでしょうか?これは、外壁材の種類や現在の劣化状況によって判断する必要があります。
注意すべきポイント
業者に確認する
見積書に記載されている下塗り材の名前を確認し、ご自宅の外壁材に適したものか、業者に質問してみましょう。
下塗り材のグレード
下塗り材にも様々なグレードがあります。高価な上塗り塗料の性能を最大限に引き出すためには、適切な下塗り材を選ぶことが重要です。
「プライマーシーラー」という製品もある
最近では、シーラーとプライマー両方の役割を兼ね備えた「プライマーシーラー」と呼ばれる製品も登場しています。
まとめ~シーラーとプライマーの重要性を理解し、後悔しない外壁塗装を
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本記事では、シーラーとプライマーの違いについて詳しく解説しました。
シーラーは下地を固め、吸水性を抑える役割。主にモルタルやALCなど吸水性の高い素材に使用します。一方で、プライマーは 接着性を高める役割。主に金属やFRPなど、塗料が密着しにくい素材に使用します。
どちらも、外壁塗装の仕上がりと耐久性を決める上で欠かせない下塗り材です。しかし、その役割は明確に異なります。見積書に「下塗り一式」としか書かれていない場合は、どのような下塗り材を使うのか、その理由は何なのか、担当者に積極的に質問してみましょう。
下塗り材の役割を理解し、適切な施工が行われているか確認することは、長持ちする美しい外壁塗装を実現するために非常に重要です。外壁塗装は高額な買い物です。後悔しないためにも、この記事を参考に、信頼できる業者を見極めてください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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