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危険!?アスベスト・ノンアスベスト屋根材

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危険!?アスベスト・ノンアスベスト屋根材


こんにちは、佐々木塗装です。
皆さんは、お家の屋根がどのような素材でつくられているのかご存じでしょうか。
実は、「アスベスト」といって皆さんの体調に危害が出てしまう素材が使用されていることがあります。
アスベストが使用されている屋根材の撤去を適切に行わないと、影響が出てしまいます。
そこで今回は、アスベストが入っている屋根材の見分け方などについてご紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
 

アスベストとは??

アスベストというものを皆さんはご存じでしょうか。
知っているという方もいらっしゃるとは思いますが、どのようなものなのかをまずはご紹介していこうと思います。
アスベストというのは天然の鉱物繊維のことを言います。
石綿(せきめん・いしわた)と呼ばれることも多いです。
世界保健機関(WHO)の付属機関である国際がん研究機関(IARC)によって発がん性があるとされています。
つまり灰の病気を引き起こしてしまう可能性がある物質ということです。
具体的に言うと、肺線維症や肺がんなどを引き起こす可能性があります。
またアスベストが原因となっている肺の病気というのは潜伏期間が長いことが特徴として挙げられます。
 

2004年に利用が制限

アスベストは建築の材料として屋根や天井、壁といったような外にも中にも多様に使用されていた材料です。
2004年に法律で利用が制限されたのですが、それより前からアスベストの危険性をみていたことからアスベストを含まないノンアスベストの屋根材も開発され始めました。

アスベストが入っていると何が良いのか、悪いのか


アスベストが入っていることによるメリットとデメリットを見ていきます。
アスベストが入っていることで建材の耐久性や強度にかなり違いが出てきます。
禁止されたからは様々な材料を使ってノンアスベストではありますが、耐久性の高いものを製造して多くの住宅に流通させました。
といってもアスベストが含まれている屋根材と比べると耐久性はかなり劣り、具体的に言うとアスベストが含有している屋根材は30~40年もつのに対して、ノンアスベストのものは10~20年と1/2~1/3程度のものとなっていました。
アスベストが入っていると何が良くないのかと言いますと、塗装をするとなった時に待ってしまって人体に悪影響を及ぼす可能性があるということです。

アスベストが入っているのか見極める方法

ここからが本題です。
アスベストが入っているのかいないのかについて見極める方法をご紹介していこうと思います。

屋根材の種類や品番

まずは屋根材の種類や品番です。
これが一番わかりやすい見極め方です。
お家に設計図面があれば、詳細に屋根材などが記載されているはずです。
製造年月日やメーカー、品番が書いていると思いますのでインターネットで検索していただけるといいかと思います。
 

築年数

お家の築年数が何年なのか、調べてみてください。
2004年に製造などが禁止となったので、築20年未満の方はおそらくアスベスト含有の屋根材ではないと思われます。
とはいっても必ずしも使われていないとは言い切れないため、あくまでこれは参考程度にしてもらえると幸いです。
 

築15年でも劣化がない

アスベストが入っていると強度が高いと先ほども紹介しました。
屋根材はおおよそ10年経ってくるとある程度の色あせなどの劣化が始まっているはずです。
ですが、築15年以上経っている状態で屋根材に不具合がないとなるとアスベストが入っていることが多いでしょう。
15年の時点で劣化している状態であれば、入っていないものと判断していただいてかまいません。
 

アスベスト含有の屋根材は撤去が大変


アスベストが入っている屋根材を撤去しないといけないとなるとかなり危険です。
割ったり、切断してしまうと有害物質が飛散してしまったりして人体に危険が及んでしまいます。
そのため、撤去する際には細心の注意をはらって防塵マスクをつけ、法律に沿った形で配慮を行いながら処理を行っていきます。
通常の工事と比較してかなり大がかりな作業となるため、処理の費用だけでも割高となります。
また、専門の知識が必要となってくるため撤去することができる業者にも限りがあります。
作業自体にリスクも伴うため、作業費も高いです。
通常の倍以上となることも考えられます。
 

メンテナンス方法は?

撤去にお金がかなりかかるため、よくおススメされているのがカバー工法です。
撤去費用がかからないため、安価で行うことができます。
「これが一番有効なのでは?」と思われる方も多いと思います。
ですが、結局しているのは覆っているだけでいずれまたメンテナンスを行うときが来ます。
その際にはカバーはできずに葺き替えとなるので、もしかするとカバー工法でなくて葺き替えにした方が良いのかもしれません。
といってもアスベストが入っているものは30~40年もつものです。
これからまだ建て替えをすることがもしあれば、葺き替えをしてしまうともったいないのでおすすめしません。
皆さんのライフプランに合わせてメンテナンスを選択していく必要があります。
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はアスベストが入っている屋根材についてを主に紹介いたしました。
アスベストが入っている屋根材を撤去するには費用も手間もかなりかかってきます。
撤去にはリスクが高いため、十分に考慮したうえで工事を行うことが必要です。
メンテナンスについては、カバー工法でされることが多いとされていますが、塗装でも同じなのですが、すぐに建て替えの検討をしている建物に長くもつ塗料を塗ってももったいないだけです。
皆さんそれぞれのライフプランに合わせてメンテナンスを選択していただき、快適にお過ごしいただきたいと思います。
何か疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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