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油性塗料と水性塗料どっちがいいの?
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油性塗料と水性塗料どっちがいいの?
皆さんこんにちは!佐々木塗装です😊
外壁塗装に使われる塗料の種類として、「油性塗料」と「水性塗料」というものがあるのは皆さんご存じでしょうか。
最近では、水性塗料を勧められることが多いと思いますが昔までは油性塗料が使用されていました。
二つの塗料の違いは何なのでしょうか。
今回は油性塗料と水性塗料について解説していきます。
特に現在主流となっている水性塗料についてご紹介します。
油性塗料と水性塗料
外壁塗装に使用される油性塗料と水性塗料の違いは含まれる成分です。
塗料は顔料・樹脂・添加物が入っています。
これらは全て個体となっていて、それらを液体によって希釈します。
この希釈する溶剤が何かによって油性塗料と水性塗料に分かれます。
シンナーなどの有機溶剤で希釈を行うと油性塗料、水で希釈を行うと水性塗料となります。
希釈率などは塗料メーカーなどによって細かく決められています。
油性塗料は溶剤塗料と呼ばれることが一般的だったのですが、水性塗料と反対となることから油性塗料と呼ばれていることが多いです。
油性塗料と水性塗料を徹底比較!!
ここからは油性塗料と水性塗料を徹底比較していきたいと思います。
いくつかのポイントに絞って二つを見ていきます。
耐久性 油性塗料>水性塗料
まずは耐久性です。
耐久性は油性塗料の方が良いです。
理由としては、油性塗料が形成する塗膜が水性塗料で作る塗膜に対して硬くて、強い結合力を持つからです。
そのため長い間にわたって劣化が起こりにくいです。
最近では水性塗料の耐久性も油性塗料に追いつくぐらい開発が進んでいます。
といってもまだ油性塗料の方が耐久性は優れているのですが、差がかなり小さくなっています。
におい 油性塗料<水性塗料
においを比較すると、水性塗料の方が良いです。
油性塗料の最大のデメリットと言われているのが、においが強いことです。
このにおいを発生させているのが、先ほど紹介した希釈剤であるシンナーです。
シンナーはVOCが含まれています。
VOCは揮発性有機化合物と呼ばれていて、環境にも人にも悪影響を及ぼす物質です。
水性塗料は水が希釈剤なのでにおいがすることがほとんどありません。
お住まいの方もそうなのですが、ご近所の方にもにおいでご迷惑をおかけしてしまうことがあるため、水性塗料の方が良いです。
特に住宅街にお住まいの方には水性塗料の方がおすすめです。
取り扱い 油性塗料<水性塗料
取り扱いでいうと水性塗料の方が扱いやすいです。
というのも水性塗料の方が保管がしやすいです。
塗料というのは使用する時間に限りがあります。
油性塗料であると、開封した当日中の数時間内で使用期限を迎えてしまうものが多く、数日間にわたって塗装をすることには向いていません。
逆に言うと、素早く塗装を行うのには向いています。
対して水性塗料は蓋をすれば開封した次の日まで使用することができます。
下地 油性塗料>水性塗料
対応できる下地の種類は油性塗料の方が多いです。
特に金属などといったつるつるとした素材にも油性塗料では高い密着性を発揮します。
先ほどもでてきたようにこれは塗膜が硬く結合が強いことにあります。
水性塗料を使用する際には油性塗料よりも下地処理をさらに行う必要があります。
乾燥時間 油性塗料≧水性塗料
乾燥時間は油性塗料の方が優れています。
水性塗料は気温と湿度にかなり左右されてしまいます。
乾燥時間自体は正直水性塗料の方が早いです。
商品によって乾燥時間は異なるのですが水性塗料は3~4時間程度、油性塗料は6時間程度となっています。
気温が5度を下回ると乾燥が遅くなるものがあります。
低温の環境には向いていないというわけです。
お住まいの地域が冬の時期に5度をした回ることが多い際には、季節を考慮して塗装をしていただく必要があります。
油性塗料は水性塗料と違って気温や湿度に左右されないです。
乾燥時間の長さというと水性塗料の方が早いのですが、天候によれば油性塗料の方が早くなることもあるということです。
また油性塗料に関しては強化剤を入れると3時間程度で乾燥が完了します。
価格 油性塗料<水性塗料
価格は水性塗料の方が安いです。
この理由は比較してきたものの中にあったと思いますが、耐久性などの性能の高さの違いにあります。
においや安全性などについては水性塗料の方が優れていますが、全体で見ていくと油性塗料の方が勝るものが多いです。
箇所によって塗料を選択するのが吉
ここまで二つの塗料を比較してきましたが、性能でいうと水性塗料も追いついてきているもののまだ油性塗料の方が高いのが現状です。
環境に優しいのは水性塗料、乾燥に関しては油性塗料のほうが時間は長いものの環境に左右されないという点では優れています。
現在主流となっているのは水性塗料であるため、塗装業者からおすすめされるのは水性塗料です。
外壁には水性塗料がいいとされていますが、屋根では実は油性塗料の方がいいかもしれません。
紫外線や風雨に常に高い位置でさらされているため、屋根は外壁と比較して劣化しやすいです。
そのため、耐久性の高い油性塗料の方をおすすめさせてもらうことがあります。
さいごに
油性塗料と水性塗料について少しでも理解いただけたでしょうか。
性能をはじめ、価格・においなどポイントポイントで二つを徹底的に比較していきました。
それぞれのメリットデメリットなどの特徴を理解して、塗装箇所によって塗料を選択して塗装をすることが大切です。
「塗装する場所によって塗料を変えた方がいいのかな…。」「自分の家にどの塗料が最適か分からない…。」とお悩みの方、お気軽に佐々木塗装にお問い合わせください。
皆さんそれぞれに合ったプランをご提案させていただき、快適な暮らしができるよう尽力いたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
広島県で外壁塗装をご検討なら、ぜひ『外壁塗装広島 株式会社 佐々木塗装』にお気軽にご相談ください。
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