外壁塗装をする前に知っておきたい塗装アレコレ
信頼できる塗装業者を選ぶ方法
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「外壁塗装はどの塗装業者を選べばいいの?」
自宅の外壁の汚れや色あせが目立ってくると、塗り替えを検討する方が多くなってきます。
ただ、外壁塗装は一般的に10年に一度程度であり、しかもはじめての塗り替えということであれば、塗装業者のことをよく知らないというご家庭も少なくないでしょう。
この記事の目次
しかしネットでさまざまな情報を調べてみると、『悪質業者』や『手抜き業者』などといった、塗装でのトラブルもよく散見されます。
そのようなことから、信頼できる塗装業者を選びたいというご希望は、当然のことだと考えています。
そこでここでは、信頼できる塗装業者を選ぶ方法について、地元広島の安佐北区を中心に豊富な実績を持つプロの塗装業者が徹底解説いたしましょう。
信頼できる塗装業者とは
そもそも外壁塗装はそれほど頻繁に行う工事ではないために、『信頼できる塗装業者』と言っても、ピンと来ない方が多いのではないでしょうか。
そこで、信頼できる塗装業者の要件を、7つのポイントにまとめてみましたのでご紹介いたしましょう。
①地元に根付いて営業活動している
信頼できる塗装業者の要件について、まず第一にお伝えしたいのは『地元の塗装業者』であるということです。
地元で地道に営業活動を続けてきたということは、その地域において信頼を得ている証であるとも言えるからです。
塗装後に何か相談したいことがあっても、すぐに駆けつけることができるのも大きなメリットになります。
外壁塗装を行う業者には、地元業者のほかに、大手塗装業者が存在します。
どちらが良くて、どちらが良くないというものはないのですが、地元業者は自社の職人が塗装することがほとんどで、大手の場合には下請けが塗装するケースがあります。
そのため、地元業者の費用負担の方が安く済むケースが少なくありません。
さまざまな点から見ても、地元の塗装業者を選んでおくことをおすすめします。
②施工実績が豊富
外壁や屋根塗装は、塗料を塗って終わり、というものではなく、さまざまな工程があることから、経験や知識、スキルが必要となる工事です。
塗装工事の前には、しっかりと劣化調査を行い、ご家庭のご希望を丁寧にお伺いしながら、希望や状態に沿ったアドバイスや提案を行わねばなりません。
また、工事が始まると、住宅周りに足場を設置し、外壁に付着した汚れを高圧洗浄によって除去し、必要に応じて下地処理などを行います。
塗装工事は三度塗りを基本とし、しっかりと塗り重ねながら強固な塗膜を形成し、塗料の持っている機能を十分に引き出す必要があるのです。
経験や知識が反映される工事になりますから、より経験を積んだ塗装業者に依頼することが重要であると言えるでしょう。
③営業担当者の人柄や人当たりが良い
一般の方々にとっては、外壁塗装・屋根塗装と言っても、どのように進めていけば良いのか理解されていないことは当然です。
そのため、塗装に取り組むためには、相談しやすい、気軽に声が掛けられる、などといった、担当者の人柄や人当たりはとても重要な意味があります。
もし、横柄に上から目線で話しかけてくるような担当者であるならば、どれだけ熟練の塗装職人が在籍しているとしても、安心して工事を任せることはできないでしょう。
営業担当者が信頼できるのかどうか、塗装業者選びではとても重要なポイントなのです。
④わかりやすく塗膜の劣化状況を説明してくれる
上記③の営業担当者の人柄や人当たりにも通ずることですが、塗装工事についてわかりやすく丁寧に説明してくれる姿勢が重要です。
外壁や屋根の塗装は、住宅の劣化状況によって工事内容も異なることになるため、まず事前調査をしっかりと行ったうえで、どのような状況なのかお伝えすることとなります。
状況をお伝えしたうえで、ご希望をお伺いし、さまざまなご提案を行い、納得してもらったうえで工事内容を決定していくのです。
塗装工事においては多くの専門用語がありますので、一般的に分かりづらい用語は用いずに、わかりやすく言葉で説明していく必要があります。
わかりやすく丁寧に工事内容を説明してもらうことができれば、安心して工事を任せられるのではないでしょうか。
⑤契約を焦ることなくじっくりと相談できる
外壁や屋根の塗装工事は、事前調査ののちに必要な工事内容を決定し、お見積りをお渡ししたのちに、納得いただいたうえで契約に至ります。
そのようなことから、塗装の相談から契約までの間にも、外観イメージなどご希望をお聞きし、塗料の色や種類、塗装工事の時期、などを決定する必要があります。
ある程度、ご家庭で事前に工事内容を決めていたとしても、塗装業者からのアドバイスを受けて、別の塗料や色が採用されることも珍しくありません。
塗装工事は一般的には10年に一度と言われることが多いですが、近年では塗料の開発技術が向上したこともあり、15年や20年で塗り替えするというようなケースも増えています。
つまり、それほど頻繁に行う工事ではない大がかりな工事になりますから、じっくりと決定していく必要があるのです。
しかし、悪質な業者の中には、飛び込み営業などによって安価な費用で注目を誘い、その日のうちに契約を結ぼうとするケースが見られています。
『本日中の契約なら30%オフ』などといった内容で、事前調査も簡易なもの、もしくはまったく行わないまま進めていくようなことさえあるのです。
そのようなことから、どれだけ質問しても嫌な顔をひとつせず、じっくりと工事内容を提案する姿勢の塗装業者を選ぶことが重要になります。
⑥見積書は工事内容や単価など詳細に記載されている
見積書とは、塗装工事の費用が記されている書面であり、優良な塗装業者の場合であれば、工事内容や塗料の種類、単価などが詳細に記されています。
工事内容を見ると、
- 足場設置・解体
- 養生シート
- 高圧洗浄(外壁・屋根)
- 下地処理(シーリング・クラック補修など)
- 塗装工事(下塗り・中塗り・上塗り)
- 付帯工事(破風板、軒樋などの塗装・補修)
- 諸経費(処分費用など)
などと、かなり多くの内容で構成されています。
また、塗装であれば、塗料の種類、塗装面積、費用単価、費用の総額などが記されることになります。
例えば、外壁塗装の中塗り、上塗りにおいて、
- 塗料の種類:シリコンフレックス(シリコン塗料)
- 塗装面積:118.0㎡
- 費用単価:800円/㎡
- 塗装金額:94,400円
などといった具合で記されます。
外壁塗装は一般的に三度塗り(下塗り、中塗り、上塗り)を基本としており、中塗り・上塗りについては同じ塗料を用いられることが多いです。
このような内容がひと目で理解できるようなお見積りになっているものですが、悪質な業者であれば、『塗装工事一式:○○万円』などと簡易に記されていることがあります。
これではどのような工事内容で、どのような塗料を用いて塗装するのか、理解することができないでしょう。
このように、見積書の書き方に注目しても、信頼できる塗装業者を選ぶことができるのです。
⑦保証やアフターサービスが充実している
優良な塗装業者の場合、塗装工事が完了してからお付き合いが始まると考えているものです。
そのため、安心して塗装工事に取り組めるよう、充実した保証やアフターサービスを用意しています。
外壁や屋根塗装の保証は、一般的に塗装業者が独自に工事に対する保証を定めていることが多く、また保険会社に加入するなどして対応しているケースも存在します。
工事内容によって5年や10年などの保証を行っており、塗膜の剥がれや膨れ、ひび割れなど、不具合が生じた際には無料で修繕することが保証されています。
また、アフターサービスが付帯されており、定期点検の実施を行っている塗装業者も少なくありません。
ただ、この保証については塗装業者によって内容が異なりますので、どのような保証が受けられるのか確認しておくことが重要です。
信頼できる塗装業者を選ぶには
では、実際に信頼できる塗装業者をどのように探せばいいのでしょうか。
ここでは3つの方法にまとめてみましたのでご紹介いたしましょう。
塗装業者のホームページを確認する
塗装業者を選ぶ際には、インターネットを活用して検索するケースが増えています。
多くの塗装業者はホームページを開設しており、会社や代表者の写真をはじめとして、工事内容や実績、保有資格、費用、施工例などを掲載しています。
優良な塗装業者では、ホームページでも丁寧にわかりやすく塗装工事について紹介していることが分かります。
上記でもお伝えした、信頼できるポイントを確認しながら、どの塗装業者を選ぶのか決めていくと良いでしょう。
その際には1社に絞らず、少なくとも2~3社程度を選択しておくことが重要です。
詳しくは後述しますが、最終的には見積書を比較してみて、決定するようにしましょう。
友人や知人に紹介してもらう
地元に根付いて営業活動をしている塗装業者の場合、友人や知人、ご近所の方々などの中にもおすすめの塗装業者をご存じであるケースが見られます。
過去に活用されて満足が得られたというのであれば、紹介してもらうと良いでしょう。
また、どのような工事を行ったのか、実際に外壁なども見せてもらうことができるかもしれません。
実際に塗装工事に取り組まれたご家庭であれば、自身の経験から気づいた点なども聞けるかもしれませんので、今後の工事に活かすこともできるでしょう。
相見積もりは必要か?
昔から業者を選ぶ際に2~3社から相見積もりを取った方が良いと言われていますがあまり参考にならない場合もあります。
車や家電等メーカーや型番の決まった物を購入するのなら金額を比較するのに相見積もりは有効です。
その中から一番お安い物を選ぶ事ができるからです。
塗装工事の場合は業者の提案方法や使用する塗料等により金額の差が大きく違ってきます。
もし相見積もりをするのなら同じ希望条件を伝える事が大事です。
外壁や屋根の面積をどうやって算出するのか、足場は専門の業者が組むのか、カーポートやテラスの屋根材は脱着するのか、外壁や屋根の下地処理はどこまで行うのか、どんな塗料をどんなローラーで何回塗るのか、どんなシーリング材を使用するのか、付帯部分の塗装はどこまで含まれているのか、ベランダの防水は塗装するのか改修するのか。
少しでも内容が変わると当然工事の金額も変わります。
相見積もりですべての条件が揃う事はほぼありません。
「相見積もりしてもあまり参考にならなかった。」「どう選べばいいのかますますわからなくなった。」業者を選びきれずに1年以上経ったという方もいらっしゃいます。
相見積もりをされる場合は全部の業者に必ず同じ希望条件を伝える事が大事です。
ポイントとしては先ず工事の予算、塗装する箇所、使用する塗料、工事のスケジュール等希望条件はできるだけ明確に伝える事が大事です。
ただしネットによくある『塗装業者の一括見積サイト』はおすすめできません。
『優良業者のみ』と記載されているとしても、登録している業者は登録料金を支払っているだけなので必ずしも優良な業者とは限らないからです。
受注が多く実績のある塗装会社は年間を通して自社の工事だけで手いっぱいなので案外そういったサイトには登録していないものです。
塗料の質が格段に進化した昨今はひとつの業者に複数のプランで見積りを出してもらうというパターンも増えています。
多くの業者に調査してもらったり、実測してもらったり、見積りを提示してもらったりするとそれだけで何日もかかり大切な時間を奪われる事になります。
複数のプランから予算に合ったものを選びじっくりと施工方法や工事の流れを説明してもらうのがおすすめです。
塗装業者選びの注意点
塗装業者選びの注意点として1点挙げるとしたら、『塗装費用の安さだけで選ばない』ということが言えます。
悪質業者や手抜き業者のよくある手口として、費用の安さが際立っているからです。
- 塗料を必要以上に薄めて使用している
- 洗浄や塗装の乾燥時間を守らず人件費をカットしている
- 『足場無料』であるものの別の項目が高くなっている
- 工事後に追加費用が請求されてしまう
- 低品質な塗料が活用されすぐに塗り替えが必要になる
費用が安いと選択してしまいがちなのは理解できますが、上記のようなトラブルが実際に起こっています。
そのため、やはり地元で豊富な実績があるか確認し、塗装工事の内容をわかりやすく説明してくれる業者を選択するようにしましょう。
まとめ
住宅とまとめ
信頼できる塗装業者を選ぶ方法について、信頼できるポイントや具体的な方法、手順について詳しくご紹介しました。
外壁や屋根塗装は10年に一度、いやそれ以上のスパンで行われることが多いために、塗装業者と馴染みがないという方も少なくないでしょう。
だからこそ、塗装業者選びは重要になります。
塗装職人のスキルや経験によって仕上がりは大きく異なることから、優良な塗装業者を選択することがとても大切なのです。
中でも重要なポイントとして『地元で豊富な実績があるかどうか』に着目してみてください。
外壁や屋根に汚れや色あせが目立ってきたのであれば、そろそろ塗り替えの時期であると考えられますので、経験豊富な塗装業者に相談すると良いでしょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に佐々木塗装(0120-116-795:営業時間9時~20時)までお問合せしてください。
広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として取り組んでいます。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事 、 雨漏り調査、内装リフォーム、コケ洗浄、シーリング工事を検討されている方はお気軽にご相談ください。