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モルタル外壁の劣化症状とその対策についてご紹介!
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モルタル外壁の劣化症状とその対策についてご紹介!
みなさんこんにちは! 佐々木塗装です。
外壁はその材質の違いによって特定の劣化症状の出やすさや劣化具合が異なってきます。
今回は、モルタル外壁に着目してその代表的な劣化症状についてご紹介していきたいと思います。
特に現在のお住まいがモルタル外壁だという方は必見の内容となっております👀!
ぜひ最後までご覧ください!
モルタル壁の特徴
モルタル壁は、セメント・砂・水を混ぜた材料を壁に塗り、仕上げる工法です。
主に左官職人が施工し、塗装や仕上げの工夫によってさまざまなデザインが可能です。
モルタル系工法の特徴は以下の通りです。
・デザイン性が高い → 左官仕上げによる独特の風合いが楽しめる
・耐火性が高い → モルタルは不燃材料のため、火に強い
・遮音性が高い → 外部の騒音を抑える効果がある
・耐久性がある → 適切にメンテナンスを行えば長持ちする
一方で、以下のようなデメリットもあります。
・防水性が低い → 塗膜が劣化すると水を吸収しやすい
・ひび割れが発生しやすい → 地震や温度変化の影響を受けやすい
・メンテナンスが必要 → 経年劣化により塗装や補修が不可欠
・施工の難易度が高い → 左官職人の技術によって仕上がりが左右される
モルタル壁の主な劣化症状とその影響
モルタル壁は、防水性が低いため、塗膜が劣化するとひび割れや剥がれが発生しやすくなります。 ここでは、代表的な劣化症状を紹介します。
① チョーキング(塗膜の粉化)
【症状】
外壁を手でこすると、白い粉が付着する現象です。
これは塗料の顔料が紫外線や雨風の影響で分解し、粉状になって表面に現れるため引き起こされます。
【影響】
- 防水性の低下 → 外壁が水を吸収しやすくなり、劣化が進行する
- 塗膜の寿命が近いサイン → 再塗装のタイミング
② ヘアクラック(細かいひび割れ)
【症状】
幅0.3mm以下の細いひび割れです。
主にモルタル壁の乾燥収縮や温度変化によって発生します。
【影響】
- 放置すると大きなひび割れに発展する可能性
- 雨水の浸入による劣化の進行
③ 構造クラック(幅0.3mm以上のひび割れ)
【症状】
幅0.3mm以上の深いひび割れで、建物の動きや地震の影響で発生することが多いです。
【影響】
- 外壁の強度低下 → 建物の耐久性に悪影響を及ぼす
- 雨漏りや内部腐食のリスク
④ 塗膜の剥がれ
【症状】
外壁の表面が浮いたり、剥がれたりする現象です。
【影響】
- 外観の悪化
- 防水性が失われ、雨水が壁の内部へ浸透
- 剥がれた部分からさらに劣化が進行する
⑤ サビの発生
【症状】
ひび割れから赤茶色の汚れが垂れている場合、内部の金属部分が錆びている可能性が高いです。
【影響】
- 外壁内部の金属の腐食が進行する
- 建物全体の強度低下につながる
モルタル壁の劣化を防ぐための対策
劣化を早期に発見し、適切なメンテナンスを行うことで、モルタル壁の寿命を延ばすことができます。
① 定期的な塗装メンテナンス
塗装の寿命は10~15年程度と言われています。
塗膜が劣化すると防水機能が低下し、ひび割れや剥がれの原因になります。
早めの再塗装を行うことで、外壁の劣化を防ぐことが可能です。
② ひび割れの早期補修
ヘアクラックなどの細かいひび割れは、シーリング材や補修材を使用して埋めることで対策できます。
大きなひび割れが発生した場合は、専門業者による補修が必要です。
③ シーリングの打ち替え
外壁の目地やサッシ周りのシーリングは、5~10年ごとに交換するのが理想的です。劣化したまま放置すると、水の侵入経路となってしまいます。
④ 定期的な点検
年に1回程度、外壁の状態をチェックしましょう。
特に、チョーキングやヘアクラックが見られた場合は、早めの補修が重要です。
⑤ 通気性の確保
建物内部に湿気がこもると、塗膜が膨れたり、剥がれたりする原因になります。
適切な換気を行い、湿気対策をすることで、劣化を防げます。
まとめ
モルタル壁はデザイン性や耐火性に優れていますが、防水性が低く、定期的なメンテナンスが不可欠です。
モルタル壁の劣化を防ぐためには、日々の点検と適切なメンテナンスが重要です。
もし劣化が進行している場合は、専門業者に相談し、早めの対応を検討しましょう。
佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
広島県で外壁塗装をご検討なら、ぜひ『外壁塗装広島 株式会社 佐々木塗装』にお気軽にご相談ください。
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