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外壁塗装の乾燥時間の大切さについて
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外壁塗装の乾燥時間の大切さについて
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こんにちは、広島市で外壁塗装を手がけている佐々木塗装です。お家の外壁塗装を成功させるには、**「乾燥時間」**をしっかり確保することが重要だとご存知でしょうか?塗料を塗った後に十分に乾かす時間を取らないと、せっかくの塗装が台無しになってしまうこともあります。本記事では、外壁塗装における乾燥時間の基本とその重要性、天候との関係、上手な乾燥時間の管理方法、そして乾燥時間を無視した場合のリスクについて、広島の気候も踏まえながら丁寧に解説します。最後までお読みいただき、快適で長持ちする外壁塗装の参考にしてくださいね。
1. 外壁塗装の乾燥時間とは?知っておくべき基本
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外壁塗装における乾燥時間とは、塗料を塗った後に次の工程に進むまでの「塗膜を乾かす時間」のことです。
例えば下塗り(プライマー)を塗った後、中塗りに入るまで、そして中塗り後に上塗りをするまで、それぞれの段階で塗膜を乾燥させる必要があります。乾燥が不十分な状態で次の塗り重ねをしてしまうと、塗膜内部に水分や溶剤が残ったままとなり、後々トラブルの原因になりかねません。
乾燥時間には段階があります。塗装後しばらくして表面が手で触れても付かなくなる「指触乾燥」は約1~2時間ですが、これはあくまで表面が乾いた状態で、中まで完全に硬化したわけではありません。一般的な目安として、下塗り・中塗り・上塗りの各工程ごとにおよそ数時間程度の乾燥時間を確保するのが普通で、塗料が完全に硬化し強度を発揮するまでには数日間かかる場合もあります。
つまり、外壁塗装は塗ってすぐ終わりではなく、塗る⇒乾かす⇒次の塗るという工程を繰り返し、じっくり時間をかけて進めていく作業なのです。
なお、「乾燥時間を確保する」というのは単に待つだけでなく、塗料メーカーが指定する推奨時間を守るという意味でもあります。塗料は製品ごとに適切な乾燥時間が決められており、その時間を守ることで塗料本来の性能(接着力や耐候性など)が十分に発揮されます。この基本を押さえておくことが、美しく長持ちする塗装への第一歩です。
2. 乾燥時間が塗装結果に与える影響とは?
乾燥時間をしっかり取るかどうかで、塗装の仕上がりや耐久性に大きな差が出ます。塗膜が十分に乾かないうちに次の工程に進んでしまうと、まず仕上がり面でムラや光沢のばらつきが生じやすくなります。塗料がまだ柔らかい状態だと、均一で美しい塗り肌にならず、見た目にも不満の残る仕上がりになってしまうのです。一方、各工程で適切に乾燥時間を確保すれば、塗膜がしっかりと安定し、ムラのない綺麗な外観に仕上げることができます。
また、**乾燥不足は塗膜の密着不良につながります。**塗料が完全に硬化していないと、下地との付着力(密着性)が弱くなり、せっかく塗った塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
密着性が低いままだと、外壁材との間に隙間が生じて防水性も落ち、塗った塗料の耐久性も十分発揮されません。
逆に、十分な乾燥時間を取れば塗膜同士・塗膜と下地の結合が強固になり、剥がれにくく長持ちする外壁に仕上がります。
さらに仕上がり直後だけでなく、数ヶ月~数年経った後の状態にも乾燥時間は影響します。乾燥不足のまま施工すると、最初は綺麗に見えても内部に問題を抱えているため、後から塗膜の膨れ(気泡)やひび割れ、剥離といったトラブルが発生しやすくなります。大事なお住まいを長期間保護するために行う塗装ですから、乾燥時間をおろそかにして塗料本来の性能が発揮されないのでは本末転倒です。仕上がりの美しさと耐久性の両方を確保するために、乾燥時間の確保は欠かせないポイントなのです。
3. 天候や湿度が乾燥時間に与える影響
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塗料の乾き具合は、気温や湿度など天候条件に大きく左右されます。特に湿度が高いと塗料中の水分が蒸発しにくくなるため、晴天の乾燥した日と比べて乾燥に時間がかかります。雨が降っている日はもちろん塗装作業自体行えませんが、雨上がりで空気中の湿気が多い日や、梅雨時期のように連日湿度が高い環境では、普段より長めの乾燥時間が必要です。実際、雨の多い季節は他の季節より乾燥時間が長引く傾向があり、梅雨時(広島でも6~7月頃)の外壁塗装は工期が延びたり、慎重な管理が求められます。
例えば真夏でも湿度が高ければ思ったより乾燥が進まないことがありますし、逆に冬は空気が乾燥していても気温が低すぎると塗料の硬化反応が鈍り、やはり乾燥が遅れます。一般に、気温5℃以下の寒い環境では塗装は避けるのが常識で、冬場の塗装は日中の暖かい時間帯に限定するなどの配慮も必要です。
天候の影響で乾燥時間が長引くと、その間にホコリや虫が塗装面に付着してしまうリスクも高まります。せっかく綺麗に塗ったのに、乾きが遅いためにゴミが付いて表面が荒れてしまっては残念ですよね。そうしたこともあり、外壁塗装はなるべく安定した晴天の日に行うのが理想です。
4. 乾燥時間の管理方法で塗装品質を向上させる
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適切に乾燥時間を管理することで、外壁塗装の仕上がりと耐久性を格段に向上させることができます。ここでは、現場でプロが実践している乾燥時間管理のポイントをいくつかご紹介します。ご自分で塗装を検討されている方も、業者に依頼される方も、「なるほど」と思う点があるはずです。
天気予報と工程計画の徹底
まず第一に、作業前に天候を見極めてスケジュールを立てることが重要です。塗装当日に雨の予報がある場合は、思い切って作業日程を変更する決断も必要です。晴れ間が続く日を選び、各工程の乾燥時間を十分に確保した工程表を作成しましょう。工程表には下塗り・中塗り・上塗りごとの作業日時と乾燥待ち時間を明記し、それを厳守することで「うっかり早く次を塗ってしまった」というミスを防げます。
各塗料メーカーの指示を遵守
使用する塗料のカタログや施工要領書に記載された乾燥時間の目安を必ず守るようにします。メーカー指定の乾燥時間は、その塗料が性能を発揮するために必要な最低限の時間です。仮に気温や湿度など条件が悪い場合は、指定時間より長めに待つくらいの慎重さが望まれます。「これくらいでいいだろう」と自己判断で次の塗装に移らず、十分に乾いたかどうか確認する癖を付けましょう。指でそっと擦ってみて跡が付かないか確認したり、手で触れて冷たさや湿り気がないか感じ取るといった現場での乾燥確認も有効です。
環境を整える
塗装中・塗装後の環境にも配慮しましょう。外壁塗装では基本的に屋外なので換気は心配いりませんが、足場にメッシュシートをかけている場合は必要に応じて裾を開けて風通しを確保することもあります。風が通れば乾燥は促進されます(ただし強風は塗料飛散の恐れがあるので注意)。また、塗装直後に急な雨が降りそうなときはシートで覆って塗装面を保護する準備も欠かせません。日没後の夜露にも注意が必要なので、夏場でも夕立の恐れがあれば早めに切り上げるなど臨機応変な対応が求められます。
プロに相談・依頼する
経験豊富なプロの塗装業者は、天気の急変時の対処法や季節に応じた乾燥時間の取り方など、ノウハウを持っています。信頼できる業者に依頼すれば、乾燥時間を考慮した無理のない工期で計画を立ててくれるため安心です。業者選びの際には「工程ごとにどれくらい乾燥時間を取るのか」「天候不良時の対応はどうするか」などを質問し、しっかり説明してくれるか確認すると良いでしょう。
佐々木塗装でも、広島の気候を踏まえて最適な乾燥時間を確保できるよう十分配慮した施工を行っていますので、ご安心くださいね。
以上のような管理方法を実践すれば、塗装中のトラブルを防ぎつつ高品質な仕上がりが得られます。適切な乾燥時間を設けることで塗装の品質が向上し、耐久性も長持ちします。その結果、長期的に見ればメンテナンスや補修にかかるコストも抑えられるという大きなメリットがあります。少し気長に構えて乾燥を待つことが、実は美しくお家を守る近道なのです。
5. 乾燥時間を無視するとどうなる?失敗を避けるために
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もし乾燥時間を十分に確保せずに外壁塗装を進めてしまうと、どのような失敗が起こり得るのでしょうか。ここでは乾燥不足が招く代表的な不具合とリスクを挙げてみます。
塗膜の剥がれ・膨れ
乾燥時間を守らずに塗り重ねると、塗膜内部に残った水分や溶剤が蒸発できずに閉じ込められます。その結果、後から塗膜がぷくぷくと膨れたり、ボロボロと剥がれ落ちたりする原因となります。塗装直後は一見きれいでも、内部の密着不良により1~2年後に突然剥がれが発生するケースも多く報告されています。一度塗膜が浮いてしまうと、その部分だけでなく周囲も含めて下地処理からやり直す必要があり、余計な手間と費用がかかってしまいます。
雨で塗料が流れ落ちる・シミになる
塗った直後に雨に降られた場合、乾燥不十分な塗料は雨水に溶け出したり流されたりしてしまいます。せっかく塗った塗料が洗い流されてムラになり、まだら模様やシミだらけの仕上がりになってしまうのです。特に上塗りを終えた直後に雨に当たると、見た目が著しく損なわれるだけでなく、その塗装は長持ちしません。最悪の場合、塗り直しが必要になるでしょう。
下地への悪影響・カビ発生
雨で塗料が流されると、塗膜が完全に形成されないまま水分が外壁材に染み込み、下地にダメージを与える可能性もあります。湿った状態が続くと塗膜自体にカビや藻が発生しやすくなり、美観を損ねるばかりか建物の構造部分の劣化を早める恐れもあります。こうした事態になると、後々のメンテナンスコストが大きく跳ね上がってしまいます。
耐久年数の大幅短縮
乾燥不足で塗った塗膜は本来の強度を持たないため、紫外線や風雨による劣化が早く進行してしまいます。結果として、予定より早く塗装のやり直しが必要になるかもしれません。実際に「工期を急ぐあまり乾燥時間を短縮したために、塗装後わずか数ヶ月で一部が剥がれ落ち、再度塗り直す羽目になった」という例もあります。初回の塗装費用が無駄になるだけでなく、短期間でまた工事をする二度手間・二重出費にもつながりかねません。
このように、乾燥時間を軽視することは百害あって一利なしです。塗装職人にとって「乾燥待ち」はもどかしく感じる時間かもしれませんが、仕上がりと耐久性のためには欠かせない大切なプロセスなのです。塗装中はどうしても天気任せの部分がありますので、焦らず慎重に対応してもらいましょう。
まとめ
外壁塗装における乾燥時間の重要性とポイントを振り返ります。塗料は塗って終わりではなく、乾燥して初めて本来の性能を発揮します。十分な乾燥時間を確保することで、均一で美しい仕上がりと長持ちする強い塗膜が得られ、結果的にお家を長期間守ることができます。広島の気候特性も考慮しつつ、適切な時期・方法で計画的に塗装を進めることが成功のカギです。ぜひ外壁塗装をお考えの際は、「乾燥時間をしっかり取ること」を念頭に置いて、安全で高品質な施工を行ってくださいね。私たち佐々木塗装も、丁寧な乾燥管理でお客様の大切なお住まいを末永く美しく保つお手伝いをさせていただきます。皆様も乾燥時間の大切さをぜひ覚えておいていただき、失敗のない満足いく外壁塗装を実現しましょう!
佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
広島県で外壁塗装をご検討なら、ぜひ『外壁塗装広島 株式会社 佐々木塗装』にお気軽にご相談ください。
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