【外壁塗装】下地処理とは・・・？

皆さんは「下地処理」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
外壁塗装工事を行うにあたり、「下地処理」は非常に重要な工程の１つです。
重要ではあるものの、どのような作業を行うのか、何のために行うのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装工事における下地処理についてご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。

そもそも下地処理とは・・・？

下地処理とはひび割れなど劣化している部分を修正し、上に塗る塗料（色のついたもの）が壁面にしっかりと密着することができるように壁の汚れを高圧洗浄などで落とすことを言います。
あまり聞きなれないものなので、本当に必要なの？と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、下地処理を適切に行わなければ上に塗る塗料が本来の機能を発揮することができずに、すぐに剥がれてしまったりと劣化の進行が早くなってしまう危険性があります。

下地処理の必要性

先ほど簡単には説明いたしましたが、ここでは下地処理の重要性をより詳しくご紹介していきたいと思います。
では、一緒に確認していきましょう！

塗料の密着をよくする

皆様に一度考えていただきたいのですが、例えばペンキを塗るときにザラザラした面とツルツルした面ではどちらの方が塗りやすいでしょうか？
ツルツルした面に塗る方が塗りやすく、綺麗に塗ることができると思います。
外壁や屋根塗装もそれと同じで、汚れがこびりついていたりひび割れがあってガタガタしているとなかなか綺麗に塗料が密着することができません。
それを防止するために下地処理を丁寧に行い、塗料を塗る面をなだらかにする必要があります。
これは塗装したものをより長く持たせるために非常に重要な工程です。

もしも下地処理を行わないと・・・

下地処理を行わずとも、塗装工事が完了してすぐはとても綺麗に仕上がって見えます。
しかしながら、時間が経過するごとに塗膜が元あったひび割れに耐えることができなくなりひび割れの再発や塗膜の剥がれが生じてしまいます。
また、汚れの点ではサビなど鉄部分の汚れを事前にしっかりと落としきれていないと、塗装をしたのにも関わらず再び表面に出てきてしまう可能性もあります。
お家を綺麗な状態に保つためにも下地処理は必須の工程です。

下地処理の内容

ここまで、下地処理の重要性についてお話ししてきましたが、最後に具体的な下地処理の作業内容についてご紹介したいと思います。
下地処理の内容は大きく３つに分けることができます。
では、詳しく確認してみましょう。

高圧洗浄

下地処理の代表例とも言われるのがこの「高圧洗浄」です。
下地処理の中でも一番最初に行う作業です。
高圧洗浄機を使用して、外壁に付着している汚れを綺麗に落とします。
洗浄した後に完全に乾燥させるまでが高圧洗浄の工程となります。
作業時間としては乾燥を含めておおよそ1日を想定していただければと思います。

ケレン作業

ケレン作業も重要な下地処理の１つです。
ケレン作業は金属部分についている汚れやサビを落としたり、塗料を付着しやすくするための作業です。
電動工具で行う場合と手作業で行う２パターンがあります。
手作業で行うときは皆さんもご存知の紙やすりを使用し、細かい小さな汚れやサビも落とすことができます。

シーリングの補修

シーリングは、外壁と外壁の継ぎ目の役割で目地のことです。
シーリング部分には可塑剤が含まれており、太陽からの紫外線を長時間浴び続けることでひび割れが発生してしまいます。
補修方法には増し打ちと打ち替えの２種類があります。
増し打ちは元々あるシーリングの上から新たにシーリングを追加する方法なのに対して、打ち替えは元あるものを取り除いて新たなシーリング材を補填するという方法です。
どちらを選択するかは、お家の状況を見て判断いたしますので、気になる方は一度業者に聞いてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は下地処理についてご紹介させていただきました。
下地処理は外壁・屋根塗装のクオリティーを上げるのには欠かせない非常に大切な工程です。
下地処理まで丁寧にしっかりと行ってくれるような業者に塗装工事を依頼し、綺麗に長持ちするようなお家にしましょう！
最後までご覧いただきありがとうございました。
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