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「外壁塗装の最適な時期はいつですか？」

外壁塗装を検討されているお客様から、よくこのようなご質問を頂戴します。 塗料を塗り重ねていくのですから、時期によって向き不向きがあるようなイメージがあるのは当然です。 ただ、結論から申しますと、外壁塗装に向いていない時期というものはなく、気温や湿度など、一定の条件を満たしていれば問題なく施工することができるのです。 では、一定の条件とはどのようなもので、時期によって違いがあるのでしょうか。 そこでここでは、外壁塗装に最適な時期をはじめ、見積書のポイントや塗料の種類・特徴、広島県の助成金について、地元広島の安佐北区を中心に豊富な実績を持つプロの塗装業者が徹底解説いたします。

外壁塗装で最適な時期は？

外壁塗装は、外壁に対して塗料を塗り重ねて強固な塗膜を作り上げていくことから、しっかりと乾燥する時期が最適であるといわれます。 『乾燥する時期』というと、雨がよく降る梅雨時期は向いていないとか、空気の乾燥する冬場が良いのかとイメージするかも知れません。 外壁塗装に活用する塗料を提供するメーカーでは、適切な時期について公表していますので、その内容を踏まえて詳しくご紹介しましょう。

外壁塗装に最適な環境はある？

氷点下以下になる、冬の朝方や雪の降るような日には、外壁が冷え切ってしまい、塗装に向いていない場合もあります。 また、雨の日には湿度が85％を超えてくるようなことがありますので、しっかりと塗膜が乾燥しないため、やはり外壁塗装には向いていないとされています。 もちろん、雨が降っている中で塗装工事を行うと、塗料に雨水が混ざってしまうことになり、仕上がりが悪くなり不具合を生じさせてしまう可能性があります。 そのため塗装業者は、塗装工事中に雨が降ってくることも想定し、当日の天気にも配慮しながら、工事を進めていくことになります。 ただ、この気温や湿度の条件をクリアしていれば塗装するのは可能で、一般的に雨が続くイメージのある梅雨時期でも、雨さえ降っていなければ塗装することができるのです。

外壁塗装に最適な時期はある？

塗装工事は、一般的な戸建て住宅であれば2週間から3週間ほどの工事となるため、できる限りスムーズに進ませるには、雨や雪が降らないのが一番です。 そのように考えてみると、一般的には春や秋であれば、気温や湿度ともに安定している気候であるため、比較的多くのご家庭で採用される時期となっています。 ただ、春でも春雨前線によって長雨となることがありますし、秋にも秋雨前線とともに台風シーズンが到来しますので、時期によっては雨が続く可能性があります。 では、夏場は晴れの多い時期が多く、乾燥もしやすいイメージがあるのではないでしょうか。 確かに、天気の良い日には塗料がしっかりと乾燥しますので、スムーズに工事を進めることが可能になります。 ただ、近年ではゲリラ豪雨が発生することがあり、しかも暑すぎる日が多いために、塗装職人の作業効率が悪くなってしまう可能性もあります。 冬場は寒くなったり、雪が降ったりすることから、外壁塗装に向いていない時期のようなイメージをお持ちの方も多くいらっしゃいます。 ただ、塗装に適していない氷点下以下になるのは朝方だけの地域も多いので、塗装開始時間を考慮さえすれば問題ないことがほとんどです。 塗装工事の際は、塗料が付着しないように窓ガラス等をビニールで防ぎますが、窓を開けることのない冬場だと、精神的なストレスが軽減されるメリットもあります。 雪についても、豪雪地域でなければ問題ないでしょう。 ただし、屋根は気温が低いと夜に凍結して、午前中、濡れている場合もあるので、冬場の塗装は避けた方が賢明です。

梅雨時期は外壁塗装に向いていない？

梅雨時期は、雨が多くて外壁塗装に向いていないと言われていますが、季節は春から夏にかけての丁度いい時期であり、雨が降っていないのであれば問題なく施工可能です。 梅雨時期は、おおむね6月初旬から7月中旬ごろですが、年間の降雨日の割合と比較しても、実はそれほど差がないことが分かっています。 一般的には梅雨時期は外壁塗装を避けられる傾向にありますが、比較的、都合の良い日に日程を組める可能性が高い時期でもあります。 そのため、梅雨時期だから一概に向いていないと避けるより、梅雨前線の動きなどを考慮して、塗装業者と相談しながら進めていくといいでしょう。

外壁塗装の見積書のチェックポイント

外壁塗装の時期を定め、塗装業者を決めるために、いくつかの業者に相見積もりを取るという方はとても多くいらっしゃいます。 残念ながら塗装業者の中には、悪質な業者があり、また手抜きを行うような業者も少なくないのが事実です。 そのため、見積書をしっかりとチェックして、優良な塗装業者を選定するようにしなければなりません。 ただ、費用にだけ着目して、肝心の塗装内容にまでチェックが及んでいないケースも多く、それだけでは業者の見極めが難しくなってしまいます。 そこでここでは、外壁塗装の見積書のチェックポイントについてご紹介しましょう。

費用や見積書の記載方法は塗装業者によって異なる

塗装業者の相見積もりは、2～3社程度であることが多いですが、実際の見積書を見て、どの塗装業者が良いのか迷われるケースが少なくありません。 というのも、外壁塗装の費用は一律という訳ではないため、見積書をいくつか見比べたとしても、どれが適正料金なのか判別することはできません。 また、見積書の書き方自体も塗装業者によってまったく違うため、どのような工事内容なのか、塗装業者の違いも見えにくいのです。 まず、見積書はそのようなものだと理解し、しっかりとチェックすべきポイントを把握しておくべきなのです。

外壁塗装の見積書で注意すべきチェックポイント

• 工程ごとに詳しく記載されているか
• 費用は単価と共に総額が記載されているか
• 塗料の種類やメーカーが記載されているか

見積書のチェックポイントとして、3つにまとめてみました。 外壁塗装にはさまざまな工程があり、それぞれで費用がかかりますので、優良な塗装業者による見積書であれば、工程ごとに丁寧に記載されています。 外壁塗装の工程には、

• 足場の設置
• 養生シートの設置
• 高圧洗浄
• 下地処理
• 下塗り
• 中塗り
• 上塗り
• 足場の撤去

といったものがあります。 まず、それらの工程と共に、それぞれに単価や合計、工事内容などが記載されているのかチェックしましょう。 塗装業者によっては、それらの記載が省略されており、『塗装工事一式』などと記載され、総額だけが示されているようなものもあります。 もちろんそれでは、工事内容が分かりませんので、場合によっては必要な工程が省かれてしまっている可能性もあります。 例えば、工事内容が『足場の設置』であるような場合には、

• 単価：900円／㎡
• 面積：158㎡
• 総額：142.200円
• 内容：くさび足場

などと、どのような足場で、どのくらいの費用なのか分かるようになっています。 また、塗料においても同様であり、塗料のメーカーや製品名まで記載されているのかチェックしましょう。 例えば、『上塗り』の場合、

• 単価：2,200円／㎡
• 面積：118㎡
• 総額：259,600円
• 内容：シリコン塗料（関西ペイント　アレスダイナミックトップ）

といった感じです。 ただ、中塗りと上塗りは同じ塗料を活用されるケースがほとんどで、中塗りと上塗りを『上塗り2回』と記載されているケースは多く見かけます。

外壁塗装の見積書の例

	単価／㎡	面積（㎡）	合計	内容
足場設置・撤去	900円	148㎡	133,200円	・くさび足場
養生シート設置	100円	108㎡	10,800円	・足場に設置
高圧洗浄	300円	108㎡	32,400円	・150㎏、外壁の洗浄
シーリング	800円	108ｍ	86,400円	・目地へのシーリング材での補修（0.7mm以下）
下地補修			20,000円	・モルタルへのクラック補修（パテ使用）
下地補修			10,000円	・ケレン作業（塗膜落とし）
雑工事			0円	雨樋補修1箇所
下塗り	700円	108㎡	75,600円	・日本ペイント（ハイポンファインプライマーI）I
上塗り2回	2,000円	108㎡	216,000円	・シリコン塗料：関西ペイント（アレスダイナミックトップ）
雑費			20,000円	・廃棄物処理

外壁塗装の見積書の一例として記載してみました。 良い見積書と言えるものは、説明がなくても見積書を見るだけで、どのような工事が行われるのか、細かいところまで分かるようになっています。 このような工程すべてが『工事一式』と記載されているとしたらどうでしょう。 見積書の内容は必ず施工される工事になりますし、逆に言えば、必要な工事が含まれていない、希望しているメーカーの塗料ではない、といったことがあれば塗装業者に確認しなければなりません。 この見積書をもとに契約を結ぶことになりますから、とても大事なものであり、安心して塗装を依頼できるものになるのです。

外壁塗装の種類と特徴、費用相場について

塗料の種類	耐久年数	施工単価（㎡）
アクリル塗料	3～5年	1,000円～2,000円
ウレタン塗料	7～10年	1,500円～2,500円
シリコン塗料	8～15年	1,800円～3,300円
ラジカル塗料	8～15年	2,000円～3,500円
ナノテクノロジー塗料	12～20年	2,300円～4,800円
フッ素塗料	12～20年	2,800円～5,000円
セラミック塗料	12～20年	3,000円～5,200円
無機塗料	20年以上	4,800円～5,500円

外壁塗装に活用される塗料にはさまざまなグレードがあり、グレードが高くなるほど耐久性に優れており、また費用が高くなる傾向にあります。 そのため、一般的にはコストパフォーマンスの高い、『シリコン塗料』や『フッ素塗料』が採用されるケースが多くなっています。 『シリコン塗料』は、アクリルシリコン樹脂が主成分の塗料であり、多くのメーカーが数多くの種類を販売している製品であり、研究開発によって耐久性もどんどん向上しています。 塗料のグレードの中では、もっとも採用されている塗料であると言えます。 『フッ素塗料』は、蛍石に含まれているフッ素樹脂が主成分の塗料で、光沢が長持ちする性質を持っており、耐久性や耐熱性に優れている製品です。 そのため近年では、人気のある塗料となっています。 また、塗り替え頻度を少なくしたいご家庭では、一時的な費用が高くなったとしても、無機塗料を選択されるご家庭もみられています。

広島県の外壁塗装で活用できる助成金・補助金

広島県では、各市町村が実施している事業において、外壁塗装や外壁リフォームなどに活用できる助成金・補助金があります。 どのようなものがあるのかご紹介しましょう。（※2022年11月現在）

広島市（広島市子育て世帯住替え促進リフォーム費補助事業）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額50万円）
ホームページ	広島市子育て世帯住替え促進リフォーム費補助事業

竹原市（竹原市空き家改修移住・定住支援事業

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額100万円）
ホームページ	竹原市空き家改修移住・定住支援事業

尾道市（尾道市空家等改修支援事業補助金）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の3分の2（上限額30万円）
ホームページ	尾道市空家等改修支援事業補助金

福山市（福山市移住者等住宅改修費補助事業）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額30万円）
ホームページ	福山市移住者等住宅改修費補助事業について

府中市（府中市空き家再生・活用補助制度）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額60万円）
ホームページ	府中市空き家再生・活用補助制度

庄原市（庄原市住宅リフォーム支援事業補助金）

事業概要	住宅リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の10分の1（上限額10万円）
ホームページ	庄原市住宅リフォーム支援事業補助金

大竹市（大竹市住宅リフォーム事業）

事業概要	住宅・空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の10分の1（上限額20～30万円）
ホームページ	大竹市住宅リフォーム事業

東広島市（東広島市空家対策事業費補助金）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の3分の1（上限額50万円）
ホームページ	東広島市空家対策事業費補助金

安芸高田市（安芸高田市空き家改修補助金）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額50～80万円）
ホームページ	安芸高田市空き家改修補助金

江田島市（江田島市空き家対策の補助制度）

事業概要	空き家リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の3分の1（上限額30万円）
ホームページ	江田島市空き家対策の補助制度について

安芸太田町（安芸太田町住宅リフォーム費補助）

事業概要	住宅リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の10分の1（上限額10万円）
ホームページ	安芸太田町　住宅を改修するかたに補助します。

北広島町（北広島町空き家情報バンク登録物件増改築の補助制度）

事業概要	住宅リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の3分の1（上限額100万円）
ホームページ	北広島町空き家情報バンク登録物件増改築の補助制度

大崎上島町（大崎上島町住宅リフォーム費補助）

事業概要	住宅リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の10分の1（上限額30万円）
ホームページ	大崎上島町　住宅を新築・改築される方に補助します

神石高原町（神石高原町空き家及び住宅改修補助金交付事業）

事業概要	空き家および住宅リフォームの費用の一部を補助
補助額	補助対象経費の2分の1（上限額50万円）
ホームページ	神石高原町空き家及び住宅改修補助金交付事業

まとめ

外壁塗装に最適な時期をはじめ、見積書のポイントや塗料の種類・特徴、広島県の助成金について解説いたしました。 外壁塗装に向いていない時期というものはなく、気温や湿度など、一定の条件を満たしていれば問題なく施工することができます。

• 気温5℃以上
• 湿度85％未満

といった条件で塗装が可能で、塗装期間は一般的に1週間から10日程度になりますから、うまく好天の日を選ぶといいでしょう。 また、外壁塗装を依頼する塗装業者選びのために相見積もりを取ることがありますが、見積書のチェックポイントを知っておくようにしましょう。 さらに塗料にはさまざまなグレード・種類がありますので、耐用期間や費用なども比較しながら選んでいくことが大切です。 広島県には、さまざまな自治体で外壁塗装に活用できる助成金・補助金がありますので、条件に適しているのかどうか確認し、活用できるのであればお得に工事ができます。 外壁や屋根塗装を検討されているご家庭であれば、地元に密着して営業活動している、経験豊富な塗装業者に相談すると良いでしょう。 疑問や質問などございましたら、お気軽に佐々木塗装（0120-116-795：営業時間9時～20時）までお問合せしてください。 広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として取り組んでいます。 外壁塗装や屋根塗装、防水工事 、 雨漏り調査、内装リフォーム、コケ洗浄、シーリング工事を検討されている方はお気軽にご相談ください。