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日記
佐々木良子、富士山に登る②
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夜11時、七合目の山小屋『鳥居館』を出発して頂上を目指します。
早朝の御来光を拝むためのつらい深夜登山の始まりです。
なぜか添乗員さんもガイドさんもしつこい位リタイヤの事を言う。
今だったらこのままここに泊まればいいがこの先でリタイヤすれば他の山小屋に泊まる事になり別途宿泊費用が発生するような事。
も~う、わかってるってば
私はリタイヤなんかしないってば
たぶん・・・。
山小屋からの道は相変わらずの急な岩場。
頼れるのはヘッドランプと手許のストックだけ。
そしてここからが本当の地獄の始まり。
はるか上を見るとただ苦しいだけ。
足許しか見ない。
あまりにも辛くて苦し過ぎて頂上までの事はよく憶えていません。
社長が何度も荷物持ってやるって言ったけどそんな事できるわけもない。
「大丈夫。」
「もうやめとく?」
「イヤよ。」
そんな感じで進みます。
八合五勺位から最後の根性を見せて先頭ガイドさんの後ろに。
呼吸が苦しくても絶対に足は止めない
社長に後ろからザックを押してもらいながら後は自分との闘いです。
どんなに星空がすばらしくとも私が見てるのは足許のみ。
私が憶えているのはガイドさんの「あと2分くらい。」とい言葉だけ。
そこからの2分も相当だった。
最後は一歩進んで止まる、また一歩進んで止まる
そして念願の頂上、標高3706m到達
午前3時半くらいだと思います。
まるでボロぞうきんのような私
うれしくてうれしくてやっと笑顔が出ました。
それにしても寒い
なにしろ氷点下近い寒さ。
山小屋の開店までブルブル震えながらしばし待ちます
それにしてもすごい人。
御来光を見る登山客でごった返しています。
ここは渋谷かっ
ツアー客優先で順番に山小屋に入り食事を取ります。
とにかく寒いのでほとんどの人が温かい物を注文します。
私たちはおみそ汁を注文しました。1杯500円也。
ラーメンも人気ありましたね。
ここまで来ると現金なもんで急にお腹が空いてきます
お弁当のおいなりさんもペロリ。
4時46分。
空の色が変わってきました。
頂上から少し下った御来光ビュースポットへ向かいます。
5時12分。
太陽が登り始めました。
しばらく御来光を眺めました
さぁ、後は下山。
なんだか寂しい気もします。
あんなに苦しい思いをして登ったのに。
下りはまったく息が上がる事もなく、おしゃべりをしたり、きれいな景色を眺めながら写真を撮る余裕さえありました。
下山道は柔らかい砂とゴロゴロした砂利の道を滑り下りて行く感じ。
とにかく滑りやすい。
あっちでもこっちでもズルッと滑ってらっしゃいます。
膝に負担がかからないよう膝を柔らかく踵を踏み込むように単調な道を延々と下っていきます。
さすがに社長もしんどそうでした。
私は意外と余裕。
楽しみながら五合目まで下りていく事ができました。
しかしやっちゃいました。
ズルッと滑って瞬間、膝を庇いおかしな体制で転倒
膝の内側を思いっきり打ち付けこれはヤバイなぁと思っていたんですよね。
案の定、広島に帰って病院行ったところ、なんか筋が切れてて全治60日。
わおっ
さほど悲壮感がないのはやっぱり登頂に成功した満足感ですかね。
それにしても、あんな高いとこまでよく登ったもんだわ
今回富士山登山に向けて4月から5kmのウォーキングをしてきました。
もちろん雨が降ったり、帰りが遅くなったりしてお休みする事もありましたが。
富士山にかかっては5kmのウォーキングなんか屁のつっぱりにもならない事をしみじみ感じました。
加齢に加え日頃の運動不足がモロ出し。
ただ、翌日はふくらはぎ、太ももの軽い筋肉痛はあったものの膝のケガ以外の体の痛みはまったくなく元気そのもの
やはりこれはウォーキングの効果ではないかと。
富士山は不思議な山です。
天候によっては登る事もできないし登る時期も限られています。
運も必要です。
もう二度と登りたくないと言ったもののまた登りたいという思いもチラっと出てきたり。
またいつでもチャレンジできるようにこれからもウォーキングは続けるし、なにより心肺機能を高める事。
これが一番大事だと思いました。
これまで遠くから眺めるだけだった富士山に登る事ができて今すごく幸せを感じています。
ありがとう。富士山。
そして同じツアーのみなさま。
そして、ダメダメだった私と一緒でさぞかし恥ずかしい思いをしたであろう社長。
本当にありがとう。
体鍛えてまた行きましょ
『佐々木良子、富士山に登る~特別編~』につづく
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