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外壁塗装のゆず肌とは??美観を高める特徴・メリットと注意点を徹底解説

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外壁塗装のゆず肌とは??美観を高める特徴・メリットと注意点を徹底解説

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外壁塗装のゆず肌とは??美観を高める特徴・メリットと注意点を徹底解説


外壁塗装にはさまざまな仕上げ方法があります。
遮熱性や防水性といった機能性も大切だとは思いますが、デザインもあきらめたくないポイントですよね。
デザインの中でも近年注目されているのが「ゆず肌仕上げ」です。
今回はゆず肌仕上げの特徴や美観性、施工工程など詳しく解説していこうと思いますのでぜひ最後までご覧ください。

ゆず肌仕上げとは


ゆず肌仕上げは、外壁塗装の仕上げ方法の一つで、独特のテクスチャーが特徴です。
この仕上げは、表面に微細な凹凸を持たせることで、まるでゆずの皮のような質感を生み出しています。
ざらざらとした質感が特徴で光が当たる角度によって陰影が変化し、外観に立体感や高級感を持たせる点が魅力です。
日本の塗装業界ではガン肌とも呼ばれており、英語ではオレンジピール仕上げとも呼ばれているようです。
「ガン肌??」と思われた方も多いと思いますが、ガンはスプレーガンを意味します。
意図的に外壁に対して凸凹模様をつくることで意匠性を高めます。
美観性を引き立てる効果があることから人気が高いデザインです。
単色と比較して個性的で表情が豊かな外壁に仕上がってくれるので、「普通の外壁では物足りない」「他とは違うおしゃれな外観にしたい」という方におすすめの仕上げ方法です。
なお、「ゆず肌」という言葉は本来、塗装不良によって生じる表面のムラを指す場合もあります。
塗装業界では、塗料の粘度や乾燥時間、下地処理の不備などが原因で意図せず表面がザラザラに仕上がってしまった場合に「ゆず肌状態」と呼ぶことがあります。
つまり本来は塗装ミスを示す言葉でもありますが、外壁塗装の分野では逆にその凹凸模様をデザインとして敢えて活かす仕上げが存在するということです。
ゆず肌仕上げは、そうした「ザラザラ感」を意図的に綺麗に演出する技法であり、適切に施工すれば建物の美観性を大幅に向上させられる仕上げなのです
この仕上げ方法は、住宅の個性を引き出すだけでなく、耐久性にも優れています。
塗料の種類や施工技術によっても変わりますが、一般的にゆず肌仕上げは、長期にわたり美しさを保ちやすいとされます。
ただし、凹凸のある仕上げのため、塗装面に汚れやホコリが付きやすいという一面もあります。そのため、定期的なメンテナンスが推奨されます。ゆず肌仕上げを選ぶ際は、見た目の美しさとともに、メンテナンスや施工方法についても十分に検討することが重要です。

ゆず肌仕上げの工程

ゆず肌仕上げを行う方法として2つあります。
ローラーによる手塗り仕上げ、もう一つが吹き付けによる仕上げです。
仕上がりの雰囲気や施工性にも違いがあるのでそれぞれ紹介していこうと思います。
ローラー仕上げの方法

ゆず肌仕上げの一つの方法として、ローラー仕上げがあります。
この方法では、専用の特殊なローラーを使用して塗料を塗布し、独特の凹凸を作り出します。
一般的な平滑用のローラーではなく、砂骨ローラーと呼ばれる多孔質スポンジ状の専用ローラー(ローラー表面に穴や凹凸があるもの)を使用します。
砂骨ローラーを使用することによって通常のローラーでは表現することができない繊細な凸凹模様をつくることができます。
ローラーの形状や穴の大きさによっても模様の出方が違ってきます。
ローラーを使うことで、均一な塗り広げが可能になり、作業効率も向上します。

まず、プライマーを塗布した後、ゆず肌仕上げ用の塗料を用意します。
この塗料は、特にゆず肌効果を発揮するための配合がされているものを選びましょう。
次に、ローラーで塗料をつけたら、壁面にまんべんなく塗ります。
この時、力を入れすぎないように注意し、軽やかなタッチで塗ることで、自然な凹凸が生まれます。
熟練した技術が求められる部分もあるため、必要に応じてプロに依頼することも検討しましょう。
美しいゆず肌仕上げを実現するためには、下準備と丁寧な施工がカギとなります。
スプレー仕上げの方法

特に均一で滑らかな仕上がりを求める際に効果的です。
スプレーガンを使用して塗料を吹き付けることで、細かな凹凸を形成し、独特の質感を出すことができます。
粘度の高い塗料を勢いよく外壁に噴射することで、塗料の粒が小さなツブツブ状に付着しゆず肌状の凹凸模様を表現します。
まず、作業を始める前に、周囲の養生をしっかりと行い、塗料が他の場所に飛散しないように準備をします。

次に、プライマーを塗布した後、スプレー装置を使ってゆず肌専用の塗料を均一に吹き付けます。
この際、塗料の濃度やスプレーの距離に注意し、理想的な凹凸を出すためのテクニックが求められます。複数回の重ね塗りを行うことで、厚みと深みのある仕上がりが実現します。
スプレーガンのノズル径の大きさで模様の大きさを調整できます。
小さいものにするととても細かい模様をつけることができます。
最後に、スプレー塗装の後は十分な乾燥時間を確保することが重要です。
特に湿気の多い時期には注意し、乾燥が完全であることを確認してから次の工程に進むようにしましょう。
こうした工程を踏むことで、きれいで耐久性のある外壁に仕上げることが可能です。
ローラーと比べて一度に広範囲を短時間で仕上げることができるので、施工効率がかなり高いです。
ですが、機械とはいえ職人の高度な技術が必要となってきます。
塗料の調合や機械の調整によっては仕上がりが大きく左右されることとなります。

ゆず肌仕上げを選ぶ際の注意点

外壁をゆず肌仕上げの模様にする際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ゆず肌仕上げならではのデメリットや施工上のコツに関わる点でもあるので、事前に理解しておくことで「こんなはずじゃなかった」と後悔するのを防げるでしょう。
ここでは、初心者の方にも特に押さえていただきたいポイントとして「色選び」「メンテナンス」の重要性について解説します。

淡い色を選ぶ

外壁塗装のゆず肌仕上げでは、色選びが仕上がりの印象に大きな影響を与えます。
その中でも淡い色を選ぶことがおすすめです。
ゆず肌仕上げ最大の特徴である凹凸模様を視覚的に楽しむためには、光の陰影がはっきり見える色合いが適しています。
濃色の外壁だと影が模様と同化してしまい、せっかくのゆず肌の表情が目立たなくなってしまうからです。
明るく淡い色合いのものであると光と影のコントラストが映えてくれ、ゆず肌のきれいな質感を際立たせることができます。
模様を活かすためには淡いカラーが断然おすすめです。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスは、ゆず肌仕上げの外壁を長持ちさせるために非常に重要です。
特に凹凸のあるこの仕上げは、汚れや苔が溜まりやすい傾向があります。
淡い色を選定しておくと、汚れも目立ちにくくなりますが近くで見るとかなり目立ちます。
放置していると美観を損ないます。
そのため、定期的に清掃を行うことで、美しい外観を維持し、さらなる劣化を防ぐことができます。
アフターサービスとして業者が点検を行ってくれると思います。
その際に目につかない部分の劣化や傷みを早期に発見し、適切な対策を講じることができます。
定期的なメンテナンスを行うことで、修繕の手間とコストを削減できる可能性が高くなります。
さらに、外壁に適したメンテナンス剤を使用することも重要です。
適切な製品を選ぶことで、外壁の美しさを保ちながら、機能面でもサポートすることができます。
これにより、長期間にわたってゆず肌仕上げの特徴を引き出し、住まいの価値を向上させることができるのです。
放置してしまうと黒カビやカビとなってしまって簡単に落とせなくなってしまう可能性があります。

失敗するケースも多い


塗料や機械の設定で大失敗してしまうこともあります。
塗料の粘度を高くして、スプレーガンも希望の模様に合わせて変えますが粘度が高いものを噴射するとうまく粒状になってくれずダマになってしまって失敗してしまうことがあります。
適切な調整や吹き付けが必要となるのでかなりの技術が求められます。
スプレーガンの扱いも不適切だと塗料が均一に広がってくれずムラなどが発生します。
プロに任せるのが一番です。

ゆず肌の発生原因と対策

ゆず肌仕上げの特徴として挙げられる凹凸感は、塗装の際に発生する自然な現象です。このゆず肌は、主に塗料の性質や塗装環境に大きく影響を受けます。
例えば、塗料の粘度が高すぎる、または適切な気温や湿度で施工されない場合に、生じやすくなります。
さらに、下地の処理が不十分な場合や、施工技術が未熟な業者による塗装も、ゆず肌の発生を引き起こす可能性があります。
これを避けるためには、経験豊富な業者を選び、塗装前に適切な下地処理を行うことが重要です。

表面の不均一な塗り方

塗装作業において、塗料を塗り広げる方法が不適切だと塗膜が平滑にならず凸凹(ゆず肌状のムラ)が生じることがあります。
例えば、ローラーや刷毛での塗りムラや、スプレーガンでの吹き付けムラによって塗料の粒子が均一に行き渡らないと、仕上がり表面にザラつきが残ってしまう原因となります。
また、「乾燥不十分である」ことも不均一な表面の原因です。
下の層が半乾きの状態で次の塗装を行うと、下層の塗料が溶け出したり動いたりして表面に微妙な凹凸を発生させてしまうのです。
対策としては、まず丁寧な塗装作業が基本です。
一度に厚く塗りすぎず適量を均一に伸ばすこと、刷毛目やローラー跡が残らないように注意することが挙げられます。
また塗り重ねのタイミングにも注意が必要です。各工程で塗料を十分乾燥させてから次の塗装に進むことで、層間で塗膜が乱れるのを防げます。
業者に依頼する場合も、「急いで作業を終わらせようとして乾燥時間を守らない」といったようなことがないよう、信頼できる施工管理が行われているか確認すると良いでしょう。
 

適切な塗料の選択

塗料の種類や希釈剤の洗濯も大きく影響します。
塗料によって特徴はそれぞれ様々です。
適切なものを使用しないとムラを起こしてしまう可能性があります。
希釈剤の乾燥が早すぎると表面が均一にならずでざらつきが生じます。
また、夏場など気温が高い時期に速乾性の塗料を使うと、同じく塗料がすぐ固まってしまってゆず肌になりやすくなります。
逆に粘度が高すぎる塗料を無理にローラーやガンで塗ろうとすると、厚みが出すぎて凹凸だらけになることも考えられます。
 

塗装の技術と経験が重要


外壁塗装において、仕上がりのクオリティを左右するのは塗装の技術と経験です。
特にゆず肌仕上げを施す際には、熟練した技術が求められます。
対して意図していない場合のゆず肌を起こしている場合は経験が不十分であるということです。
塗料の選定や施工手順は非常に重要であり、職人の経験が大いに影響します。
塗装業者を選ぶ際には、施工実績や顧客のレビューを確認することが大切です。技術が不足している業者に依頼すると、仕上がりに不満が残ることがあります。
特にゆず肌のような特殊な仕上げでは、小さなミスが全体の仕上がりに大きな影響を与えるため、信頼できるプロに任せることが肝要です。
施工中の細やかな対応も、完成度に直結します。
気になる点があれば、事前にしっかりと確認することで安心して工事を進められます。
結果的に、長持ちし、美しい外観を保つためにも、塗装の技術と経験は欠かせない要素と言えるでしょう。
ゆず肌仕上げのメリットとデメリット
美観性を向上させる等のメリットは多々ありますが、一方でデメリットもあります。
メリット
ゆず肌仕上げのメリットは多岐にわたります。
まず、その独特なテクスチャーが魅力的です。
他の仕上げ方法に比べて、目を引く美しさを持ち、住宅の外観を際立たせる効果があります。光の加減によって変化する陰影が、立体感を生み出し、見た目の印象を向上させます。
次に、耐候性と耐久性に優れている点が挙げられます。
ゆず肌仕上げは、風雨にさらされても劣化しづらく、長期的に美しさを保ちます。
そのため、メンテナンスの手間が減り、コストを抑えることが可能になります。
さらに、経年変化が楽しめるというメリットもあります。
ゆず肌仕上げは年月が経つにつれ、その風合いが増し、さらに味わい深い外観になります。これにより、他の住宅との差別化が図れ、個性的な住宅を演出する手段としても効果的です。
デメリットについて
ゆず肌仕上げには、いくつかのデメリットがあります。
まず、凹凸のある仕上げの特性上、他の平滑な仕上げに比べて汚れが目立ちやすくなります。特に雨水が跳ね返ったり、泥が付着したりすると、定期的に清掃を行う必要があるため、手間がかかります。
さらに、施工プロセスが難しく、適切な技術が求められます。
経験の少ない業者に依頼した場合、仕上がりが不均一になったり、十分な耐久性を持たなかったりする危険性があります。
したがって、施工業者の選定は十分に注意が必要です。
また、凹凸のため、外部からの影響を受けやすいことも頭に入れておくべきです。
激しい雨や強風が続く環境では、塗料の劣化が早く進む可能性があります。
これらのデメリットをしっかりと理解し、自身の住環境やライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

ちょっと番外編:ゆず肌以外の外壁模様

ここまではゆず肌について紹介してきました。
ですが外壁塗装には、ゆず肌以外にもさまざまな模様が存在します。
模様によって和風の趣が出たり、モダンでスタイリッシュな印象になったりと、選ぶ仕上げ次第で家の雰囲気は大きく変わります。
ここでは代表的な外壁模様として「リシン仕上げ」「スタッコ仕上げ」「さざ波模様」の4種類を紹介します。

リシン仕上げ

リシン仕上げは、外壁塗装の中でも特に人気のある仕上げ方法の1つです。
この仕上げには、細かい粒子が均一に散りばめられているため、滑らかさとテクスチャーが絶妙に融合しています。
リシン仕上げは、さまざまなカラーを選ぶことができ、住宅の外観に個性を加えることができます。
最大の特長は、耐久性と防水性です。
リシン仕上げは、風雨や紫外線に強く、長期間にわたり美しさを保つことができます。
また、汚れが付きにくいため、メンテナンスが簡単です。
特に、忙しい方やお手入れが面倒と感じる方にとって、リシン仕上げは非常に魅力的です。
ただし、施工には専門的な技術が必要で、経験のある業者に依頼することが重要です。
適切な下地処理や塗布方法を守らないと、耐久性が損なわれることがあるため注意が必要です。

スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げは、その独特な質感と表情が魅力の外壁塗装の一つです。
細かい砂や石を混ぜ込んだ塗料を使用し、立体感のあるデザインを実現します。
スタッコ仕上げの特徴の一つは、自由なデザインとカラーバリエーションの豊富さです。
住宅の外観に個性を与える方法として、多くの施主に選ばれています。
また、スタッコ仕上げは非常に耐久性に優れています。
風雨や紫外線にも強く、長期間にわたって美しさを保つことができます。
しかし、施工には熟練の技術が求められるため、信頼できる業者への依頼が重要です。
きちんとした施工によって、耐久性や美観を最大限に引き出すことができます。
さらに、スタッコはメンテナンスも比較的簡単です。定期的な点検と清掃を行うことで、長く理想的な外観を維持できます。リフォームを検討中の方は、スタッコ仕上げの特性を理解し、適切な選択をしていただければと思います。

さざ波模様

さざ波模様は、外壁塗装の仕上げ方法の一つで、独特の波状のテクスチャーを特徴としています。
この模様は、やわらかい印象を与えると同時に、外壁に動きや奥行きをもたらします。特に、光が当たる角度によって変化する陰影が美しく、住宅に個性を与えることができます。
さざ波模様は、まるで水面がさざ波を立てるような優しいラインを描くため、自然環境と調和しやすい点が魅力です。
そのため、周囲の景観に馴染みやすく、住宅だけでなく、周囲の風景とも調和するおしゃれな外観を演出できます。
また、この仕上げは滑らかさと凹凸感のバランスが良く、光の反射によってさまざまな表情を見せるため、飽きが来にくいのも特徴の一つです。
ただし、さざ波模様には細かい凹凸があるため、汚れが付着しやすい面もあることを忘れずに考慮しましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、その魅力を長く保つことができます。

まとめ

外壁塗装のゆず肌仕上げは、その独特な質感と美しさから、多くの住宅所有者に支持されています。
凹凸のある表面は、光の当たり方によって印象が変わり、深みのある見た目を与えます。特に明るい色調を使用した場合には、その魅力が一層引き立ちます。
しかし、ゆず肌仕上げを選ぶ際にはいくつかの注意点もあります。
施工後の乾燥時間が必要であり、適切な気象条件や施行時期も考慮することが重要です。さらに、凹凸があるために、汚れが付きやすくなることも頭に入れておきましょう。
そのため、信頼できる業者に依頼することが、外壁塗装の成功に大きく影響します。
正しい材料選びと丁寧な施工を行うことが、長持ちする美しい外壁を実現する鍵となります。これらのポイントを理解し、ゆず肌仕上げの魅力を最大限に引き出して素敵な住まいを手に入れましょう。
 佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
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