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ケレン作業とは?行う意義とメリットについてご紹介!!
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ケレン作業とは?行う意義とメリットについてご紹介!!
みなさんこんにちは!佐々木塗装です。
2月に入り、まだまだ寒い日が続きますが体調には気をつけてお過ごしくださいね。
ところで、塗装工事の「ケレン」という作業はご存知でしょうか。
もしかしたら言葉だけは聞いたことがあるというかたも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装工事で行う作業の1つであるケレン作業についてご紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ケレン作業とは?塗装前の重要な下地処理について解説!!
塗装の耐久性を高めるために欠かせない工程の一つがケレン作業です。
これは、塗装前にサビや汚れを取り除き、塗料がしっかり密着するように下地を整える作業のことを指します。
具体的には屋根や外壁の塗装前や、鉄製の手すりや門扉などの金属部分に対して行います。
塗装に馴染みのない方には聞き慣れない言葉かもしれませんが、ケレン作業を省略すると施工不良につながるリスクが高まります。
悪質な業者の中には、この工程を省くことで工期を短縮し、コストを削減しようとするケースもあります。
そのため、見積書に「ケレン」という記載がない場合は、事前に施工業者へ確認することが大切です。
ケレン作業のメリット
ケレン作業を行うことで、以下のようなメリットが得られます。
塗料の耐久性が向上する
どれほど高性能な塗料を使用しても、下地処理が不十分なまま塗装を行うと、本来の耐用年数よりも早く塗膜が剥がれる可能性があります。
特に、サビ止め塗料を使用しても、ケレン作業が適切でなければ効果が十分に発揮されません。
塗料の密着性が良くなる
汚れやサビを除去し下地を滑らかに整えることで、塗料の付着性が向上します。
さらに、ケレン作業で凹凸をつける事によって塗料の付着性が向上します。
特に鉄部の塗装では、密着性を高めるための下地処理が重要になります。
仕上がりが美しくなる
外壁塗装の仕上がりにムラが出ると、美観が損なわれるだけでなく、塗膜の耐久性も低下します。
ケレン作業を適切に行うことで、均一で美しい仕上がりが得られ、見た目の品質も向上します。
ケレン作業の種類
ケレン作業は、下地の状態や劣化の程度に応じて4つの種類に分類されます。
1種ケレン(ブラスト工法)
最も強力なケレン作業で、道路や橋梁などの大規模なインフラに対して行われます。研磨剤を機械で吹き付け、古い塗膜やサビを完全に除去する方法で、一般住宅ではほとんど使われません。
2種ケレン(電動工具を使用)
1種ケレンと似ていますが、薬剤は使用せず、電動工具や手作業によって劣化した塗膜やサビを除去します。
こちらも一般住宅で使用されることは少なく、主に鉄骨構造物などで採用されます。 3種ケレン(部分的なサビ除去)
一般住宅で最もよく用いられる方法です。劣化の進んでいない塗膜はそのまま残し、ワイヤーブラシや電動工具を使ってサビのある部分だけを除去します。サビが外壁の5~30%を占める程度の状態に適用されます。
4種ケレン(軽度なサビの処理)
最も軽度なケレン作業で、サビの占める割合が5%以下の場合に行われます。
手作業でサンドペーパーやワイヤーブラシを使って汚れを落とし、水拭きする程度の処理で済むため、比較的簡単なメンテナンス向けの方法です。
ケレン作業を怠った場合
には・・・?
ケレン作業を怠ってしまうと
・塗装がすぐに剥がれてしまう
・サビが再発しやすくなる
・仕上がりが悪くなる
・塗り替えの頻度が多くなる
といったような症状が現れやすくなってしまいます。
ケレン作業をおざなりにしてしまうと塗料の密着性の低下や表面の凹凸がなだらかにならないなど塗装をするのには厳しい条件となってしまいます。
そうならないためにも下地処理をきちんと行う必要がありますので、注意しましょう。
まとめ
ケレン作業は、塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する重要な工程です。
特に住宅の外壁塗装では、3種ケレンや4種ケレンがよく使われますが、下地の状態に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。
塗装を依頼する際には、見積書にケレン作業が含まれているかを確認し、施工業者としっかり相談することをおすすめします。
もしも何か疑問点、不安点がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。
佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
広島県で外壁塗装をご検討なら、ぜひ『外壁塗装広島 株式会社 佐々木塗装』にお気軽にご相談ください。
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