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シーリングのうち方の違い
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シーリングのうち方の違い
皆さん、こんにちは。佐々木塗装です。
近年、主流となってきている外壁材として窯業サイディングがあります。
この窯業サイディングのつなぎ目に必要となってくるのがシーリングです。
このシーリングの打ち方がいくつかあります。
今回はシーリングの打ち方についてご紹介いたします。
シーリングについておさらい
以前シーリングについては記事を書かせていただいたので簡単におさらいとしてシーリングを紹介します。
役割
雨水の浸入を防ぐ防水の機能を持ちます。
雨漏りをさせないためのものです。
また外壁材同士の間に充填されていることで緩衝材の役割も果たします。
地震などで揺れが生じた際の割れなどを防いでくれる機能があります。
劣化
紫外線などによってシーリングは経年劣化を引き起こします。
硬化や収縮・ひび割れなどを起こすことによって柔軟性が失われて機能を果たせなくなってしまいます。
シーリングの充填工法について
シーリングの工法をここからは紹介していきます。
主に2つあり、先打ち工法と後打ち工法があります。
1つずつ紹介していきます。
先打ち工法
一つ目が先打ち工法です。
外壁塗装を行う場合に採用されやすいのが先打ちです。
シーリングを行ってから塗装をしていくというかたちです。
シーリングの仕上がりに多少不備があったとしても修正が効きやすいです。
施工性が高いことから選択されやすいです。
メリットとしては塗膜がシーリングの上にのるためシーリングの劣化を遅らせることが可能です。
そして外壁材の間の養生をする手間を省くことができます。
デメリットとしては塗膜が割れてしまう可能性があるということです。
柔軟性は厚みに比例します。
シーリングは5mmに対して塗膜は1mmです。
シーリングが動いた時に塗膜が対応できずに割れる可能性があります。
割れてしまうとシーリングが見えて意匠性が低下します。
後打ち工法
もう一つが後打ち工法です。
塗装が完了した後に塗膜と同じ色を選定して施工します。
塗膜をシーリングの上にのせないため、塗膜割れの不具合が起きないことがメリットです。
シーリング材がそのまま仕上げとなってくるために施工の難易度が高くなります。
メリットは塗料との相性を考える必要がないということです。
シーリングの上に塗装をすると剥がれのことを考慮して行う必要がありますが、その心配がありません。
デメリットは養生の手間がかかりコストがあがります。
また仕上げがそのままシーリングとなるため外壁色と同系色とする必要がありますが、なかった場合に目地の色が浮いてしまいます。
そして直接風雨にさらされることとなるために先打ちのものと比較すると劣化が早い傾向にあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はシーリングの先打ち工法と後打ち工法についてご紹介しました。
先打ちは塗料との相性に考慮する必要がありますし、後打ちは色味を考慮する必要が出てきます。
どちらがいいとは正直一概に言えませんが、主流となっているのは先打ちです。
建物を守るためにもシーリング工事は必要となってきますので工法については依頼する業者と相談してください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。
品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。
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