築34年、鉄筋コンクリート構造のビルです。 4階屋根はアスファルトシングル。 アスファルトにガラス繊維を含浸させて細かくした天然石粒をコーティングしたシート状の屋根材です。 これまでメンテナンスはなく汚れが見られました。 屋根材が剥がれていました。 アスファルトシングルは6mm程度の薄いシートの為、台風など強風で剥がれや破れが起こる場合もあります。 少しくらいなら補修で済ませる事もできますが広範囲にわたって剥がれが見られるので今回は既存の屋根材の上に鋼板の屋根材を重ね張りするカバー工法で改修しました。 33年経過している事を考えると一番良い改修工法だと思います。 カバー工法の場合、高圧洗浄の後に工事に入りますが今回は特別な仕様。 屋根の工事に入る前に先ずバラバラになった屋根材を固めるべくアスファルトシングルを塗装する際にも使用するシーラー(下塗り材)を塗りました。 シーラーが接着剤代わりになるのです。 3階屋上の防水面はシート防水で17年前に一度改修されています。 シートの破損が見られたので今回は塩ビシート防水に改修しました。 勾配は取ってありますが雨が降ると防水面に水が溜まりやすく、奥様がほうきで水をドレンまで掃き移動させているそうです。 外壁はALCパネル。 ALCとはセメント、珪石、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし高温高圧蒸気養生という独自の製法による軽量気泡コンクリート建材です。 17年前に一度塗装をされています。 手で触ると粉状のものが付着するチョーキング現象が起こっていました。 外壁自体は大変良い状態。クラック(ひび割れ)は1ヶ所だけ見られました。 北面と東面にカビの繁殖が見られました。 外壁のお色はフラットなパネルのメイン面とリブ仕様のアクセント面の色を分けていきました。 昨年末から何パターンかのカラーシュミレーションを準備して配色を決めていただきました。 4階屋根の色に合わせて3階屋上の笠木部分はグリーンに塗っていきました。 年明けから着工して約2ヶ月の予定の工期でしたが昨年のうちに道路使用許可、道路占有許可等準備していたのでスムーズに着工する事ができました。 今回の工事は弊社で工事をさせていただいたOB客さまからのご紹介です。 オーナーご夫妻も気さくな方で現場でお会いするのが楽しみでした。 落ち着いた色合いも気に入っていただき安心しました。 工事中ご主人さまへのバースデーケーキも喜んでいただけて良かったです。 工事をお任せいただき本当にありがとうございました。 佐々木塗装は広島市安佐北区を中心に、広島県内一円を施工範囲として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。 品質にこだわり、一軒一軒丁寧に、お施主様に寄り添って施工しております。 広島県で外壁塗装をご検討なら、ぜひ『外壁塗装広島 株式会社 佐々木塗装』にお気軽にご相談ください。 広島外壁塗装 |