築21年、木造2階建ての洋風住宅です 。
屋根は乾式コンクリート瓦 。
元々塗装がされてあった瓦ですが全体的に塗膜が退色し粉が吹いたような状態になっていました 。
黄色や黒のカビも見られました 。
棟周りの瓦がずれて赤土が流出していました 。
塗装をする前に棟押えの瓦を一旦撤去して棟の積み替えを行いました 。
外壁は12㎜厚の窯業系サイディングボード 。
1階はタイル調のボードで2階はほぼフラットなボードです 。
手で触ると粉状の物(顔料)が付着するチョーキング現象が見られました 。
また数か所のクラック(割れ)も見られました 。
目地のシーリングが表層劣化で硬化やひび割れを起こしていました 。
シーリングは新しく打替えました 。
今回外壁に使用した塗料は美観を長期間保ち遮熱効果もある高級塗料 。
1階と2階とで色分けをしています 。
調査からしばらくかかりましたが工事の時期や仕様、じっくりタイミングを見ていただきこの春の着工となりました 。
外壁・屋根ともにシックで落ち着いた色になっています 。
築21年のお宅が新築そのものの美しさを取り戻しました 。
ご主人、奥様と過ごした楽しい時間をいつまでも忘れません 。
本当にありがとうございました 。
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