築31年、『三洋ホームズ』(旧クボタハウス)の軽量鉄骨造の洋風住宅です 。
屋根はスレート瓦(カラーベスト コロニアル) これまでに2回ほど塗装改修歴があるそうです 。
前回の塗装は約15年前だそうですが全体的に瓦は退色しており色はまだらになっています 。
瓦の割れが見られました 。
棟板金部の塗膜も剥がれ、ケラバ部分はは何箇所も割れていました 。
スレート瓦の塗装ができるのは2回までと言われています 。
今回はカラーべストの上から軽量の屋根材を載せるカバー工法をご提案させていただきました 。
使用する屋根材は 『ディーズルーフィング』のエコグラーニという商品 。
『ディーズルーフィング』の屋根の特徴は基材のジンカリウム鋼板に自然石粒のチップがコーティングされている事 。
それにより熱の伝導を和らげたり雨音を細かく拡散する効果があります 。
30年の製品保証でお客様にも安心しておすすめする事ができます 。
外壁は11㎜厚のクボタの防火サイディング 。
外壁も屋根と同じく塗装をされています 。
前回塗装から年数も経過しチョーキング現象を起こしています 。
日当たりの悪い面は藻の繁殖が見られました 。
一度塗装された樋は塗膜がポロポロに剥がれ老朽化しています 。
今回は樋は全面架け替えました 。
M様のお宅を調査させていただいた時に気付いたのは前回の塗装時に外壁、外壁のフレーム、建物に付随する樋、破風板、玄関屋根、水切り等が全て同色で塗られていた事です 。
多少メリハリのなさを感じました 。
今回はこの建物の形状やデザインを目いっぱい活かした配色にしています 。
ご夫妻がじっくりと考えてくださったお色の配色がとてもいい感じです 。
大がかりな工事でしたがほぼ予定通りに終了しました 。
奥様には毎日冷たい飲み物を用意していただき心より感謝しています 。
本当にありがとうございました 。
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