建物の中でも重要な役割を持つ雨樋。
強風で外れてしまったり、紫外線の影響で少しづつ傷んで割れやすくなったり、雪の重みで変形したり、勾配が変わって雨水が滞留したり、苔やヘドロが堆積してオーバーフローする場合もあります。
素材によって劣化していくまでの期間の幅はありますが、雨樋の寿命は20~25年と考えておきましょう。
詰まりなどのよる排水不良で雨樋が正常に機能しなくなると不具合が起こり雨漏りのリスクも上がります。
年数の経過した雨樋
こんな状態になってしまったら要注意!
- 留め金具の錆び
- 雨樋の外れ
- 軒樋の湾曲
- 雨水の滞留
- ヘドロの堆積
- 苔の繁殖
おススメの雨樋
おうちのデザインによって合う雨樋は変わります
おススメの雨樋
半丸105
和風住宅でよく使用される雨樋です。
交換する際は金具もステンレス製に変わります。
角樋(Σ90)
洋風住宅でよく使用される雨樋です。
優美なフォルムで独特の陰影をもつ樋です。
強度はもちろん、施工性や意匠性にも優れています。
角樋(H120)
洋風住宅で良く使用される雨樋です。
端正で美しいシルエットが特徴です。
シンプルなため屋根材や外装材との馴染みが良く外観の一体感を高めます。
色褪せや汚れを抑える高耐候処理も施され機能性にも優れています。
雨樋交換工事金額の目安
軒樋
半丸105
2,000円/m~
和風住宅によく使用されます
角樋(Σ90)
2,400円/m~
洋風住宅によく使用されます
半丸から角樋に交換する事もできます
内金具なので台風の影響を受けにくいメリットがあります
角樋(H120)
2,700円/m~
洋風住宅によく使用されます
軒先を包むように際立たせるボリュームのある樋です
竪樋
丸樋
2,000円/m~
和風住宅から洋風住宅まで幅広く使用されます
角樋
2,000円/m~
洋風住宅によく使用されます
落ち葉除けネットってご存知ですか?
紅葉の季節、晩秋に見られる落ち葉は見ているだけならとても風情がありますが落ち葉により大切なお住まいが
ダメージを受ける事もあります。特に裏山に面しているお宅は要注意です。
風に乗って飛んで来た葉が軒樋の内部に入り込んでしまいます。
軒樋の雨水の流れを堰き止めてしまいます。また集水器周辺に落ち葉が溜まると竪樋に雨水が流れなくなります。
このように落ち葉は軒樋の中で腐食し腐葉土となって堆積します。
落ち葉やごみによる雨樋の水つまりを防ぐ「落ち葉除けネット」がおススメです。
軒先に丸めて挿入し、針金などで固定します。
4,000円/m~
外壁塗装や樋の架け替え工事など足場を仮設するタイミングで取付けるのがベストです。
冬場の雪でお困りではありませんか?
冬、大雪が降ると屋根から落ちてきた雪で、雨樋が壊れたりカーポートやテラスの屋根材が割れたり、
また雪が隣りの敷地に入り込み迷惑をかけてしまうという事があります。
たいていの屋根には雪止めが付いていますが大雪の場合はそれでは間に合わない事も。
落雪を防止する屋根用雪止融雪装置があります。
スノーキング(屋根用雪止融雪装置)
スノーキング(屋根用雪止融雪装置)取付例
ケース①
屋根からの雪がカーポートに落下する(陶器瓦 雪止め瓦有り)
上屋根の軒先7.7mにスノーキング(小型)を取付けました。
ケース②
屋根からの落雪で隣りの敷地に雪が落ちる(鋼板屋根 雪止めなし)
上屋根の軒先5.5mにスノーキング(小型 ステンレス)を取付けました。
ケース③
屋根からの落雪で1階のテラスの屋根材が破損してしまった(陶器平板瓦 雪止め金具有り)
上屋根の軒先にスノーキング(小型 ステンレス)を取り付けました。